まずは現状を見つめてみよう。今の住まいの問題点はどこ?


まず、今の住まいの中で、家族の一人ひとりが毎日どんな行動をしていて、どんな問題があるか考えてみましょう。たとえば、朝、洗面所を使うタイミングが重なる、料理と洗濯の場所が離れていて家事の効率が悪い、など解決したいポイントを挙げてみます。「風通しが悪くて夏場の暑さが辛い」、「間取りがたくさん区切られていて圧迫感がある」、「収納スペースが狭い」といったことなどもあるでしょう。もちろん、不満だけではありません。「駐車スペースが広いので不意の来客でも安心」、「セキュリティ対策がしっかりしている」といった、現状で気に入っているところも挙げてみましょう。


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将来の暮らしや生活も想定してみよう


年月とともに、家族とその暮らし方は形を変えていきます。父親が転勤する、子供が進学・就職で家を離れる、結婚してその配偶者や子供が新しい家族として加わる、といった同居家族の増減や、子供部屋が必要になった、高齢になった親のためにバリアフリー化したい、所有するクルマが増えた、などといった変化があれば、それに対応した間取りの変更など、リフォームが必要になってくる場合があります。そういった状況にスムーズに対応するためにも、将来的な家族構成やライフスタイルを、できる限り具体的に想定しておきましょう。



各自の好みやこだわりも、まずは自由に話し合おう


現状分析や将来の想定など、「現実」と向き合うことのほか、夢のある住まいづくりのためには、家族それぞれの好みやこだわりなど、「理想」も重要なポイントです。和風の外観がいい、大きな窓のある部屋がほしい、ホームパーティーの開けるスペースがほしい、木をふんだんに使ったロフト風の家がいい……など、最初は予算を気にせず、自由に話し合ってみましょう。



みんなの意見を具体的に整理。項目別にまとめよう


家族それぞれから出た意見は、まずはどんどん紙に書き出していきます。ひと通り意見が出れば、それをもとに「何を、どうしたいのか」を具体的に整理していきます。この作業は、大きく「デザイン」、「間取り」、「設備」に分けて、次のように、項目別にまとめていくとよいでしょう。



【意見の整理項目】

「デザイン」
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● 外観・・・洋風か和風か、瓦屋根かスレート葺きか、外壁はタイルか塗り壁か、など。

● 内装・・・壁はクロス張りか塗り壁か、床はムク板か合板か、天井はクロス張りか板張りか、など。

● 外構・・・造園…洋風か和風か、ガーデニングのイメージ、門扉はどうするか、など。

● 駐車場・・・屋根付きカーポートかビルトインタイプか、何台分必要か、など。

「間取り」

● 玄関…吹き抜けがほしい、スロープをつけたい、靴入れの収納量はどうするか、など。

● リビング・居間・・・LDKタイプか完全独立リビングか、和室と続きにしたい、畳コーナーがほしい、など。

● 居室・・・リビングを中心に配置したい、子供部屋はどこに置くか、窓の位置と形はどうするか、可変間仕切りにしておきたい場所はどこか、など。

● 収納・・・ウォークインクローゼットがほしい、屋根裏に収納スペースがほしい、など。


「設備」

● キッチン・・・対面式キッチンか独立型キッチンか、家事コーナーがほしい、など。

● トイレ・・・ドアは引き戸にしたい、2階にも設置したい、男性用小便器もほしい、など。

● 浴室・・・ユニットバスかシステムバスか、手すり をつけたい、衣類乾燥機能がほしい、など。

● その他・・・オール電化住宅にしたい、セキュリティシステムを設置したい、スカイバルコニーがほしい、など。

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優先順位をつけてみよう


家族みんなの意見が整理できたら、再度話し合って、どの部分を優先して家づくりするのか、優先順位を決めていきましょう。具体的な家づくりのプランニングに取りかかると、予算の検討や建築業者のアドバイスを聞く、といった場面で、家族の意見の優先順位が決まっていれば判断や意思決定がスムーズに行えます。




Posted by eしずおかブログスタッフ at 11:52│Comments(0)
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